Sleep Trainingのススメ

What's Sleep Training?

スリープトレーニングとは、その名の通り睡眠のトレーニングです。日本語ではネントレ=ねんねトレーニングと呼ばれていますね。スリープトレーニングの主な目的は”寝かしつけに時間をかけることなく、子供が自分の部屋の自分のベッドで、ひとりで眠れるようになること”で、これによって得られるメリットはたくさんあります。
スリープトレーニングは産後1年ほどで仕事復帰することが当然の欧米では当たり前に取り入れられていて、トレーニングのためにナースが家庭を訪問したり、泊り込みのトレーニング施設もあります。
日本の子供の就寝時間は年々遅くなっていて、4歳半の子供の就寝時刻でもっとも多いのが21時台、次いで22時台という調査結果もあります(21世紀出生児縦断調査/厚生労働省)。子供の睡眠を充実させるとこは、子供とママ・パパの生活を充実させることにつながります。子育てをもっと楽しむため、スリープトレーニングを始めましょう!

Merit

子供の機嫌がいい!

十分な睡眠をとっている子供は元気でハッピーです。理由もなくグズグズするのは睡眠不足による不機嫌かもしれません。
抱っこから降ろすと泣く、眠そうなのに寝ない、寝かせようと思って散歩やドライブに出ても寝ない、これでは子供だけでなくママ・パパも疲れ切ってしまいますね。
子供がハッピーだと、一緒に過ごすママやパパもハッピーでいられるのです。

寝かしつけ時間が不要!

スリープトレーニングをすると、子供を寝かしつけるための時間が不要になります。
寝る時間になったらベッドに連れて行き、一緒にベッドに横になり、本を読み、子守唄を歌い、子供が眠るのをひたすら待つ。寝たかなと思ってベッドから出ようとすると起きてしまう。そのうち自分も寝落ち・・。これではママ・パパもぐっすり眠れないし、貴重な時間が勿体無いですね。
寝かしつけ時間の短縮、これがスリープトレーニング最大のメリットとも言えるでしょう。

頭が良い子に育つかも!?

スリープトレーニングをすると、睡眠時間が長くなります。子供が眠くなるのを待っていたり、一緒に眠るママ・パパの就寝準備を待っていると、どうしても就寝時間が遅くなり、結果として睡眠時間が短くなります。
「寝る子は育つ」の諺の通り、睡眠は子供の成長を促進したり記憶を定着させる効果があります。東大生は小さい頃から睡眠時間が長かったという話を聞いたことがありませんか?スリープトレーニングで十分な睡眠時間を確保することでママ・パパは自分時間を作ることができ、子供は頭が良くなる(かもしれない)。これも大きなメリットですね。

How to Sleep Train

いつ始める?①


トレーニングの開始時期は、早ければ早い方がいいでしょう。ママやパパと一緒に眠る期間が長ければ長いほど、一緒に眠ることが赤ちゃんにとって”当たり前”となってしまいます。また、常に抱っこで眠る赤ちゃんには抱っこで眠ることが”当たり前”となり、眠りが浅くなった時に抱っこされていないと「さっきと違う!」と驚いて泣きます。これでは赤ちゃんだけでなくママ・パパもぐっすり眠れませんね。オーストラリアでは夜の授乳回数の減る生後4〜6ヶ月頃からのスタートを推奨しています。

いつ始める?②


生後4〜6ヶ月からのスタートが推奨されているスリープトレーニングですが、この時期を過ぎてしまっても大丈夫です。トレーニングにかかる日数(赤ちゃんがひとりで眠れるようになるまで)は長くなるかもしれませんが、18ヶ月頃までであればトレーニングしやすいと言われています。18ヶ月以降になると、それまでママやパパと一緒に寝ていた「日常」を変えることはそう簡単ではなく、トレーニングはもっと大変になります。なるべく早い時期にスタートしましょう。

どのくらいでできる?


トレーニングをスタートした月齢にもよりますが、多くの赤ちゃんは7〜10日で効果が見られるようです。初めの数日は赤ちゃんもママ・パパも辛くて大変かもしれませんが、少しずつ眠るまでの時間は短くなります。数日間頑張れば、その後何年も寝かしつけに時間を取られることはなくなります!がんばりましょう。

泣かない?


スリープトレーニングを躊躇する人の多くが気になること、またトレーニングを挫折した人の原因もこれでしょう。結論から言うと、泣きます。それまでと違うことをさせられているのですから、不安で泣きます。逆に、生まれた時からベビーベッドで眠り、ひとりで眠ることが当然の赤ちゃんは泣きません。トレーニング開始が遅ければ遅いほど慣れるまでに時間がかかり、泣く時間も日数も長くなります。「No Cry Training」と呼ばれる泣かせないトレーニングもありますが、これは赤ちゃんが完全に眠るまでママ・パパは部屋の中でじっと静かに座っているというもので、より根気強さが必要です。

みんなできるの?


それぞれです。トレーニングを始めてすぐにできる子、2週間かかる子、1ヶ月かかる子。逆に、トレーニングをしなくてもベビーベッドに入れれば勝手に眠る子もいます。月齢が低ければ低いほど短期間でトレーニングができますが、1歳半過ぎでも3日でできる子もいます。トイレトレーニングと同じように、数日で完了する子もいれば根気強く続けてやっとできる子もいます。大事なのは、子供がひとりで眠れるようになるまで同じルーティーンで継続することです。

どうやるの?①


まず、大切なのは”眠る前のルーティーン”を作ることです。一般的には、まず子供部屋に入り、絵本を読み、短い子守唄を歌いながらベッドに入れ、電気を消し(常夜灯か関節照明はつけておく)、子守唄が終わったら「おやすみ」と声をかけて部屋を出てドアを閉めます。つかまり立ちができる場合は、ベビーベッドからの転落を避けるため、ベッドを一番低くしておきましょう。また、ベッドにはおもちゃやぬいぐるみなどは置かないようにしましょう。

どうやるの?②


ドアを閉めたらきっと赤ちゃんは泣きますが、とりあえず3分待ちましょう。「泣けば来てくれる」と知っているので、まずはこの考えがなくなるように3分耐えましょう。3分たったら静かに部屋に入り、抱っこせず、「寝る時間だよ、もう寝ようね」と優しく声をかけて再度部屋から出ます。赤ちゃんが泣いたら、次は5分待ちましょう。その次は10分、そして15分と時間を延ばします。15分以上は間隔を開けず、15分ごとに眠るように諭しましょう。ポイントは「怒らないこと」。優しく、諭すように話しましょう。

どうやるの?③


毎日同じ時間に眠る習慣をつけ、時間になったらベッドに行き、絵本と子守唄が終わったらひとりで眠ることも習慣づけます。昼寝も同様にすることで、「眠る時はひとり」ということが当たり前となります。この習慣がしっかりとできれば、旅行などのイレギュラーなことがあったとしても、その習慣は簡単には忘れません。ギャン泣きを無視するのは心が痛みます。でも、子供が寝不足だと日中に機嫌が悪くて泣きます。ママ・パパも寝不足な時、不機嫌な子供に一日中泣かれるのは辛いですよね。子供とママ・パパのために、数日〜数週間がんばってトレーニングしてみましょう!

Stories

〜Ame's story〜

娘が1歳半の時にトレーニングをしました。初めの2日は本当に大変で親子でいっぱい泣いたけど、トレーニング完了後から今までの5年間、寝かしつけに苦労したことも寝落ちしたこともありません。6歳半になった今でも夜8時には自分で眠り、朝7時までぐっすり。夜8時以降の私の自由時間は今でもしっかり確保されています。

〜Mana's story〜

産後1年での職場復帰を見越し、息子が4ヶ月の時にトレーニングを始めました。月齢が低かったためトレーニングは簡単でしたが、眠気に勝てず添い乳をしてしまうことが何度かあり、それが何日が続くと一人で眠れずに愚図るようになってしまいました。トレーニングをするなら徹底して行う覚悟が必要だと思います。